【おすすめ】バイクのエンジンオイルの基礎知識【純正】
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バイク乗るうえで必要な消耗品
その中でもエンジンの血液ともいえるのがエンジンオイルです。
ここではそんなエンジンオイルについて役割、選び方、表示について紹介します。
エンジンオイルの役割
そもそもエンジンオイルとは何のために入れるのでしょうか。
- 1 潤滑作用
- エンジン内部に油膜を張ることで金属の接触面の摩擦を減らしエンジン内部を保護、潤滑させます。
- 2 洗浄作用
- エンジン内部を循環することでゴミや金属片、金属粉などの汚れを取り込みオイルフィルターを通すことでエンジン内部を洗浄します。
- 3 冷却作用
- オイルが循環する際エンジンで発生した熱を奪いエンジン内を冷却します。
また循環経路にオイルフィルターを通すことで効率よく冷却できます。
- 4 密封作用
- シリンダーとピストンが動く際わずかな隙間が出来てしまいます。
しかしオイルがあることでこの隙間を密封してガスの吹き抜けをしっかり防ぎエンジン本来の出力を可能とします。
- 5 防錆作用
- オイルがエンジン内部の金属面に薄い油膜を張るため空気、水分から発生するといわれている錆びを防ぐことができます。
エンジンオイルの選び方
エンジンオイルの選択は粘度、規格、成分の3種類を見ることが大切です。
粘度は純正指定ベースに使い方や気温などを踏まえて検討し規格はJASOに準じていれば問題ありません。
成分は予算、求める性能によって使い分けるのがベストで価格が高ければよいということは無くむしろ価格の安いものを高いサイクルで複数回交換したほうが良いほうが多くなっています。
後述しますが選ぶのが面倒、よくわからないという場合はメーカー指定の純正オイルを使うのが問題ありません。
基本的にメーカー純正がおすすめですがより高い性能を引き出したいという方やサーキットなどを走行する方はオイルを選ぶとより楽しいバイクライフを過ごすことが可能です。
オイルの情報は缶の表示にしっかり記載されておりパッケージだけで基本的にわかるようになっています。
上記の画像はワイズギア ヤマルーブプレミアムのものです。
SAE 10W-40 JASO MA
と記載されています。
ここではこの表示が何を意味するのか紹介します。
粘度
SAE 10W-40 は粘度についての記載となっています。
SAEというのはソサエティ・オブ・オートモーティブ・ソサエティというアメリカの標準化団体の略称。
団体が規格化したオイルの粘度をほとんどのメーカーがこの粘度の指数に準じています。
10W というのは低温時の粘度 Wはウィンターを意味しており低温時でもその数字並みにしか硬くならないようになっています。
40 というのは高温時の粘度 ベースとなる粘度指数で数字が大きければ大きいほど粘度が高く高温時でも粘度を維持して油膜切れなどを起こさないようになっています。
等級(グレード)
JASO MA というのは等級についての記載となっています。
エンジンオイルに求められる品質の規格です。
日本ではJASO規格によりバイク用エンジンオイルが等級規格されていて
- MA はギア付きの一般的なバイク
- MB はオートマ推奨のエンジンオイル
となっている。
ベースオイル
またエンジンオイルは大きく分けて鉱物油と化学合成油の2つとそれらをブレンドした半(部分)合成油があります。
それぞれ自分に合ったエンジンオイルを選ぶことが必要となっています。。
鉱物油 原油から精製されたベース油に添加剤を加えたもので安価ではあるが粘度低下から復帰しにくいというデメリットもあります。
化学合成油 ナフサなどをベースとし、化学的に精製したオイルです。分子安定性が良く浸透性、潤滑性に優れているが高コストとなっています。
半(部分)合成油 半分または部分的に化学合成油を使い中間的な性能を持つ。
エンジンオイルの交換時期は?
オイル交換の一般的な目安は3000㎞~5000㎞または6か月と一般的に言われています。
またオイル交換の2回に1回は一緒にオイルフィルターも交換も推奨です。
使用頻度が多く走る方は距離での管理。
距離は走らないという方は期間での管理が良いかもしれません。
自分に合った管理方法を決めことがバイクを長持ちさせ故障させない乗り方となっています。
おすすめのエンジンオイルは?
エンジンオイルは基本的にメーカー純正指定オイルと呼ばれているものを選ぶのが正解です。
バイクの購入時についている取り扱い説明書やサービスマニュアル、エンジン部分や車体などに純正のオイルは記載されているためそちらを参考にしてください。
もし純正のものがわからない場合はメーカーが出しているエンジンオイルがおすすめです。
日本のメーカーでしたら各メーカーがオイルを販売しているためそのオイルで問題ありません。