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【冬対策】バイクの長期保管の方法【冬眠】

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2015.10.05

バイク乗りにとって厳しい季節の冬。
雪が降る地域では冬は乗らないという方も多いです。
しかし、バイクは機械物ですので何も対策しないで保管すると大変な事に。

冬対策の準備をしっかりするか、しないかでバイクの寿命や春エンジンがしっかりかかるかなどが決まります。

春に気持ちよくバイクに乗るためにもしっかりと準備をしましょう。

  • 1.ガソリンは満タン
  • 2.キャブレター内のガソリンは空っぽにする。
  • 3.洗車
  • 4.バッテリー対策
  • 5.しっかりとカバーを掛ける

1.ガソリンは満タンでコックはOFF


ガソリンのタンク内には水分が多少なりとも入ってしまっています。
また水分というのは空気中にも存在し、空気が冷えたりすることでタンク内に水分が・・・ということもあります。
タンク内に水分が入ってしまうとタンクが錆びてしまいます。
タンクが錆びるとそのまま錆びがキャブレターに混入し始動不能に・・・という事にも。
ガソリンを満タンにしてガソリンがキャブレターに行かないようにコックはOFFにしましょう。

気になった方もいるかもしれませんがガソリンを長期保管するとガソリンが腐る(変質)のでは?と思うかもしれません。
しかしガソリンは数か月~半年程度では全然大丈夫ですので問題はありません。
もしも、それ以上使う予定がない場合は車などの違う車両に移して使う方がいいかもしれません。

2.キャブレター内のガソリンは空っぽにする。

キャブレターというのは非常に細かい部品で構成されています。
特にキャブレター内のフロート内の部品はちょっとしたゴミでも入ってしまうと故障に繋がります。
キャブレターには常にガソリンが一定量入っているため長時間放置しておくと、揮発性の良いガソリンは蒸発して残った成分がガムのような物質となり故障に繋がります。

キャブレターからのガソリンの抜き方はモデルにより違いますがいくつか紹介します。

通常のガソリンコック(ON・OFFの切り替えタイプ)の場合

タンクとの間にあるガソリンコックをOFFにしキャブレター下部のドレンボルトを緩めてガソリンを抜きます。

オートコックのガソリンコック(ON・OFFの切り替え無し)の場合

そのままキャブレター下部に付いているドレンボルトを緩めガソリンを抜きます。

ドレンボルトの位置などわからない場合

燃料コックをOFFにしてしばらくバイクをアイドリングする。
アイドリングしていればキャブレター内のガソリンは一定量消費されます。
※インジェクションタイプはガソリンを抜く必要はありません。

3.洗車


砂埃や塩分はバイクの鉄やアルミの部分の腐食を早めてしまします。
しっかりと洗車してしっかり水分が残らないように拭きましょう。

4.バッテリー対策


バイクのバッテリーの寿命は一般的に2年~4年といわれています。
しかしバッテリーは放置していても配線を経由して放電をしてしまいます。
この放電状態が長く続くとサルフェイション現象というものが起きてしまい、バッテリーの寿命が短くなります。
しっかりと長期保管する場合はバッテリーを取り外し保管する必要があります。
また取り外している時に充電も一緒にするとバッテリーは長持ちします。
※バッテリーは必ずマイナスから外すようにしましょう。

5.しっかりとカバーを掛ける


車庫や物置以外で野外に保管する場合は必ずカバーを掛けたほうが良いです。

冬の外気は湿気を含んでおり、インテークとエキゾースト部や特にマフラーなどからシリンダー内に外気の湿気が入り混んでしまいます。

その外気からエンジン内部は酸化の傾向になります。

定期的にエンジンを掛けることでも対策はできますがバッテリーを外したりするとなかなかそうとはいきません。

バイクカバーは雨風日光からバイクを守るだけでなくそのような湿気の混入も少なくなるなどバイクを守るには必要なものとなっています。

しっかりとバイクを長持ちさせ春に気持ちよく乗るためにもちゃんとバイクカバーは掛けましょう。

もしレーシングスタンドなどがある場合は使うとタイヤの変形などの防止になります。

またバイクを今後乗る予定が無い、この機会に売りに出したいと言う方は、「【高額査定】バイクの買取でおすすめは?【相場】」をご覧ください。

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